天界と地獄
私が人生で最も感銘を受けた本が、スヴェーデンボリ(スウェーデンボルグ)の天界と地獄である。
正しくは、
天界とその驚くべきことについて、また地獄について、聞いたことと見たことから
である。
この本はもともと科学者であったスヴェーデンボリが57歳の時に霊的体験が始まり、生きながらにして霊界を見てきた体験について書かれた書籍である。
この本は、和訳され、有名なところだと、
スヴェーデンボリ出版 ラテン語原典からの和訳(鈴木泰之翻訳)
アルカナ出版 ラテン語原典からの和訳(長島達也翻訳)
がある。
私は上記3冊について全て読んだが、スヴェーデンボリ出版が最もよかった。その理由は、もともと、この天界と地獄には注釈があるのだが、まず、アルカナ出版はこの注釈がないため、理解を深めることが難しい。日本新エルサレム協会静思社については、注釈もあり、内容も概ねよいのだが、英訳からの重訳であるため、若干、英語独特のくどい言い回しになっており、また、誤字、脱字などが多い印象を受けた。
最も完成度が高いのは、スヴェーデンボリ出版のもので、内容もラテン語原典からの和訳で、翻訳も極めて完成度が高く、注釈も丁寧に載せられている。
私は、前回も書いたように、母が亡くなった際にろうそくが消えたことを契機に、霊について勉強するようになり、そして、この本にたどりついた。その後、現在も、仏教やキリスト教をはじめとした宗教関連の書籍や心霊研究の書籍を読み研究しているところであるが、勉強すればするほど、この本の素晴らしさ、内容の奥深さがよくわかってくる。
読まれたことのない方はぜひ、一度読まれることをお勧めする。
おそらく人生観が変わるのではと思います。
内容については、また、別の機会にて、書かせていただきます。