常世と現世の存在理由について

常世(とこよ)と現世(うつしよ)の存在理由及び関係性について考察するブログです。

ろうそくが消えることの解釈

なぜろうそくが消えるのか

今後、詳しく書いていこうと思うが、今回は簡単に説明したいと思う。

新約聖書では、イエスが復活し40日後にイエスは昇天する。

チベット死者の書には、亡くなった人は、中有(日本で言う「中陰」のことで、満中陰志の中陰のこと)に行き、そこで、最大49日間(いわゆる49日)の間とどまり、その後、天界や地獄に行ったり、解脱したりする。

スヴェーデンボリ(スウェーデンボルグ)の天界と地獄によると、人は亡くなると、原則として、いきなり天界や地獄に行くのではなく、その前段階として最初に行くところがあると言っている。

その他、最近のスピリチュアリズムでも、死んだ後、現世に近い場所に行き、その後、様々な世界へと進むとされており、日本で言う三途の川などもそれを意味しているのではと思う。

(三途の川などは日本の文化が反映されたものであり、同じものを海外の人が見ると、それぞれの文化に解釈されて見えるようだ。)

話を元に戻すと、以上から、キリスト教や仏教、その他の研究結果などから、人が死ぬと、概ね40日から50日の間、最初のところに行って留まり、その後、良いところや悪いところなどに行くというのが共通しているのがよくわかる。

(スヴェーデンボリによると、生前の業により天界や地獄に振り分けられるのではなく、その人の性質により、自分の好むところに行くとのこと。例えば悪人は悪人とつるむといったように。)

この度のろうそくが消えたのは49日内であり、亡くなった母がまだ、「最初のところ」にいる段階なので、母親が何かしらのメッセージを伝えたかったのではと思う。

「最初のところ」は現世からかなり近いところと思われるので、ろうそくを消すといったふうに何かしらの力を作用させることは可能なのではないかと考えている。